デイトレーダーと バフェットやジムロジャーズ とのちがいとは ~トラリピと含み損(3)

(できたマニュアルよりも作る過程に価値がある)

連載はAUDJPYの解説を続けます。
前回は トラリピ派が逆張りの下がったら再び上がるだろうというロジックを解説しました。




今回は 真逆のロジック トレンドフォロー型・トレード派の視点で解説を始めます。

何人かの方にコメントに返信を書きましたが、
「100円玉は四角いです。よってAならばB!」とかいたのでは 
理屈はわかっても読者の誰も実践できないんです。
そもそも、トラリピ派は理論はわかっているのです。でも実践できないのです。
そのわけは いざそのときになる前に 「いざ」というときのための準備がで来ていないからです。

いまはトラリピ派といわれますが、スワップ派時代も含めれば この手法はすでに約10年の歴史があります。
その中には一般投資家だけでなく、プロのファンドマネージャーも、金融機関に勤める現役のクオンツまでいました。

そのなかで、常に問題となったのは 円高時に含み損となったときにどうするか。
全員がわかりながらもその相場では ”実践"できない人が多かったです。
自己責任とはいえ、星の数ほどの投資家が散って逝きました。
生き残ったのはほんのわずかな人たちです。


そこで、私のつたない経験からいえるのは 
「あらかじめ各人のマニュアルを作っておいて」
「いざそのときには 自分が決めたように行動する」
これしかないのです。


理論ではなく、どうしたら”実践”できるのか。
それは、各人が納得した手法を、用意しておくしかないのです。
「いざ」というときはかならずきますから。


そこで、私が 「このときは こうする」という私なりのマニュアルを作る過程をこの連載では書いていきます。
目的は、読者が 「読者自身のマニュアルを作るため」です。
もちろん、私のマニュアルは公開するのですが、それをこえる「読者各人のマニュアルをつくこと」が目的です。

できたマニュアルよりもマニュアルを作る過程こそが役に立つと考えるからです。
結論よりももっと大事なこことがその過程の中にあるはずです。
結論だけを求めず、読者ご自身だったらどうするかそれを考えながら読んでいただければ幸いです。

寄り道も多くなりますが、有効な無駄として 読み流してください。
きっと、無駄の中に ふりかえると意味のある話があると信じ連載を続けます。







(トレンドフォロー型・トレード派の3視点)
トレンドフォロー型・トレード派でチャートを解説したときに3つの面からの説明ができます。
・ロウソク足 テクニカル
・ファンダメンタルズ
・シナリオ テーマ マーケットセンチメンタル
です。

最終的にマニュアルに採用できるのは 最初の ロウソク足 テクニカルなのでしょう。
もっとも、無駄話は 最後の シナリオ テーマ マーケットセンチメンタルでしょうね。
結論だけを求めるならば最後の話は省略するのが 近道なのかもしれませんが、
寄り道 連載と言うことで あえて書いてみます。

え?

そもそも
「・シナリオ テーマ マーケットセンチメンタル」の意味がわからないって???

そうですね。
聞いたことがない人もいるかもしれませんね。

私は100冊以上の投資の本を読みましたが、ほとんどの本で触れられていませんからね。
でも、プロのファンドマネージャーたちはみんなやっていることです。。。

では、ここで、
「・シナリオ テーマ マーケットセンチメンタル」
について説明してみます。








(シナリオ テーマ マーケットセンチメンタル)
数十億円の資産を運用する人で チャートをほとんど見ない人がいる
と聞いたら 驚きでしょうか。
実は ある程度の数でそのような人たちがいるようです。
もちろん、凄腕のトレーダーなのですが。

どうやっているかというと
「シナリオ テーマ マーケットセンチメンタル」
という話なのです。

かれらが何をしているかというと、
「何々が起きたら、こういうポジションを持つ」というシナリオをあらかじめ準備しておいて、
実際に その「何々」がおきてマーケットのテーマとなったら、そのポジションを持ちます。
そして、次起きる「なになにがおきたら 保有ポジションを決済する」とシナリオを用意しておいて、
マーケットで その「なになに」がおきたら ポジションを閉じるのです。

いうなれば、「いつ」「いくらになるか」は予想しなくても、儲かる方法なのです。

このとき、あらかじめ用意しておいた筋書きを「シナリオ」とよんで、
それがマーケットで注目されたときに 「マーケットのテーマ」とよび、
テーマが群衆・大衆まで注目してきたときのマーケット心理を「マーケットセンチメンタル」と呼びます。

これが「シナリオ・テーマ・マーケットセンチメンタル」ということです。

このシナリオはどうやって作っているかというと、ほとんどが我々も入手可能な一般情報で十分可能です。
わかりやすくいえば、マーケットは数年単位のサイクルがあります。
好景気→不景気→好景気→…
ですね。
この数年単位でみて、去年はどこにいたのか、そしてその次の今年はどんなことが起きるのかを考えます。
これがシナリオですね。
そして、日々マーケットをみながら、それが今月に起きるのか、来月に起きるのか。
さらに、今週なのか、来週なのか。
今日なのか、明日なのか。
時間軸を微調整するわけです。
つまりマーケットのテーマとなるタイミングを合わせていくということですね。

詳しいことは今後のAUDJPYチャートの解説の中でもしていきます。
 
寄り道に見えてもあえて説明するわけは、
この「シナリオ・テーマ・マーケットセンチメンタル」を意識すると初心者が思う「マーケットの不思議」の答えが見えてきます。
そのためにせっかくなのでチャート解説の中でふれていきます。










(デイトレーダーと バフェットやジムロジャーズ とのちがい)
プロのファンドマネージャーたちが「シナリオ・テーマ・マーケットセンチ」を意識する目的は、
よりリスクを少なく、よりリターンを多くするためですね。

でも、さらに上の人が違います。
有名人でいうと、バフェットやジムロジャーズですね。

彼らはシナリオ”ライター”なのです。
テクニカル分析などを使わないのは説明は不要でしょうし、
ほかのファンドマネージャーたちは過去のサイクルから今後のタイミングを探るだけなのに対して、
彼らは 誰も気がついていない「将来のシナリオを書いて」ポジションを持ちます。
将来がどんな世界になるかを予想するわけですね。
それゆえに、巨万の富を手に入れられるわけです。


これら、「シナリオ・テーマ」を意識したトレードをする人たちに対して、
これらの手法を使わない・知らない(?)人たちがデイトレーダーです。
デイトレーダーの保有期間が短いこともあるからなのでしょうが、
リスクやリターンを考えれば使えるものは何でも使った方がいいのではと思うのが私見です。

もちろん、バフェットやジムロジャーズにはなれないでしょうが、
プロのファンドマネージャーがやっている「シナリオ・テーマ・マーケットセンチ」を意識するのはそんなに難しくはないからです。








TVやラジオの経済番組 損をする
誤解があるといけないので、書いておきますが、これはTVやラジオで情報を集めることを勧めているのではありません。
はっきりいえば、TVやラジオの経済情報どおりにポジションを持つと損をします。
そのわけは、彼らは 出演料で食べていてマーケットが上がっても下がっても いいからです。
上がったときは「あとから」上がった理由をつけてコメントして、
さがったときも「あとから」下がった理由をつけてこめんとするからです。
さらに、スポンサーが証券会社で 証券会社としては販売している投資信託が 株が上がった方が売れるならば、
出演者が自社に不利なことをいおうものならば、次回からは自社に有利なことをいう出演者にかえるでしょうから。






(日経新聞損をする)
それから、日経新聞通りに売買しても損をします
そのわけは、日経新聞は「出がらしの茶」だからです。

マーケットは、あるテーマが100%実現してから値段が動くのではありません。
あるじょうほうがあったとして、段階的に少しずつ値段に織り込んでいくわけです。

でも、日経新聞は100%結果が明らかになってからでないと、裏をとってからでないと記事には出来ません。
天気予報ではないので、50%の確率でドル円は~です。
なんて記事にはなり得ないのです。
もしそんなことを書いたら、残りの50%の確率で外れて、日経新聞の半分の記事はウソになってしまいますから。








(ポジションを持つ順序)
マーケットは ばば抜きです。
ある人が持ったポジションを別の人が引き受けてくれなければ、自分のところにババが残ってしまい、
ゲームに負けてしまうのです。

そのためには早めに持って早めに撤退するのが必要なのです。

これまでの話から、ポジションを持つ人の順序は

シナリオライター バフェットやジムロジャーズ
テーマでポジを持つ人  ファンドマネージャー 
テクニカルのポジの人  デイトレーダー
投資信託等の購入者   一般投資家

ということになります。

バフェットやジムロジャーズになれないのですが、
すこしでも 有利になるには「テーマ」を意識をしてもいいのかもしれません。
そうすることで、トレードではリスクを少なく、リターンを多くできますから。



トレンドフォロー型・トレード派の視点
で AUDJPYチャートの解説を次回も続けます。

次の次の記事に続きます。















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saru999

Author:saru999
(投資との出会い)
若い頃から投資に興味は持っていました。当時は個別株の本を読んでいました。
そんなときに、外貨預金の発展形としてFXに出会いました。
当時はまだ為替投資が一般に始まったばかりでした。
いろんな人が、他市場の商品相場の手法、株式相場の手法、オプションの手法をFXに持ち込みそれを学びながらトレードしました。

(投資経歴 )
私自身はもいろんなトレードをしました。
シストレ逆張りトレード、裁量トレードやトレンドフォローから始めました。
うねりとり、つなぎうりもしました。
高金利通貨売り等大衆と逆のポジションを取るトレードもしました。
保有期間も日足・中期足・短期足等色々やりました。
さらに、数年前からは自動売買プログラムで資金を運用するようになりました。
MT4/EAを使うようになってトレードの精神的負荷は少なくなりました^^


(現在)
3つの時間軸と手法で運用をしています。
短期はFX。MT4・自作系EA(自動売買プログラム)で為替・金・銀を運用しています。
中期は225オプションです。サヤトリ系トレードを研究しています。
長期は人民元積立投資+つなぎトレードです。
投資を始めて約10年になりますが、投資は奥深く興味が尽きません。
使用プログラム言語はMQL,EXCELVBA,pythonなど。

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