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トレンド相場~トラリピと含み損(4)

注意)この記事は 2008年と2009年の過去を振り返ったチャート解説です。
最近のAUDJPYの値動きの上げ下げを予測したものではありません。
よろしくお願いします。





AUDJPYチャートのトレンドフォロー型・トレード派でチャートを解説を続けます。
この連載の対象となるのは2009年末から始まった75円ー85円レンジですが、
マーケットには”流れ”があるのでもう少し前から振り返ります。





チャート AUDJPY月足
2010081501

数年単位で振り返ると2000年前半から2007年まで
資源高・ユーロ高・新興国買いという3つのテーマがありました。
AUDも資源高で、CPIが上昇し、利上げにより、「高金利通貨」として多くのマネーがAUDに流入したわけです。
正確にはAUD通貨の上昇でキャピタルゲインをとっていのですが、一般投資家は金利というインカムゲインをほしくて
高金利通貨のAUDに投資をしたわけです。









2010081502
しかし、2008年にサブプライムという不動産バブルや金融不安からの信用収縮でAUDは結果として
107円から55円割れまで暴落したのです。
わずか数%の金利を取りに行っていた一般投資家はその理由がわからずに、
「高金利なのになぜさがるのか?」
と疑問
を持ったのです。
そのこたえは、「金利がマーケットのテーマでない」から。です。
前回書いた「シナリオ・テーマ・マーケットセンチ」という話ですよ。
(私が遅筆なので前回内容を忘れた方は
http://euro200enn.blog80.fc2.com/blog-entry-487.html
を読み返してくださいね)


そもそも、マーケットのテーマにはランクがあります。
最も弱いテーマが「金利差」です。
次に強いテーマが「各国の景気動向」
もっと強いテーマが「米国の景気動向」
もっともっと強いのが「米国の為替政策変更」
となります。
これらをさらに凌駕するほど大きいテーマとは。。。
それが「信用不安」です。
この最大のテーマたる「信用不安」が2008年はマーケットのテーマだったのです。
ですから、最弱テーマの「金利差」なんて無関係にマーケットは動いたわけです。


ここまでよんで、「テーマ」なんて気にしなくてもテクニカル指標をみれば売りか買いわかるからそれでいいという人がいるかもしれません。
あえて、ここで「テーマ」を意識する理由は、リスクの確率をさげ、リターンの確率をあげるためです。
具体的には 資金管理・ポジションサイズに影響を及ぼします。
「信用不安」のような大きなテーマのときはトレンドが大きく、大きなリターンがとれますし、
逆方向へはなかなか行かないので、リスクが少なくなるのです。
そこで、ポジションを大きくして 大きなリターンを取りに行くのが トレンドフォローの人たちです。
同じマネーを稼ぐならば より安全の確率が大きく、よりリターンの確率を高めるために「テーマ」を意識するわけです。
いいかえれば、最大のテーマ「信用不安」だったこの年はトレンドフォローの人は非常に儲かる年だったと言うことです。









そんな2008年のトレンドも永遠ではありません。
マーケットはみんなが売ってもう売る人がいなくなれば、底打ちをするわけです。
ですから、売っていた人は今度はいつ底になってそのときにどんなポジションを持ってどうやってもうけるか。。。。
次のシナリオを用意するわけです。
この円高暴落の最中に作っていたシナリオの1つに「底打ちをしたらAUDを買う」というものがあります。
なぜ、AUDなのかという説明をします。
為替の場合は交換レートなので、どれかを売れば代わりにどれかを買わなければなりません。
どれかというと、本来の実力以上に安すぎるものですね。
まず、金融不安の震源地USDや 金融のGBPではないですね。回復には時間がかかるでしょうから。
つぎに、欧州は米国の半年後に景気が後追いするわけですから、積極的には候補になりにくい。
最後に残ったのは、オセアニアのAUDですね。
大衆に「資源の時代」の残像から商品にマネーが戻り、
加工貿易国になった中国の回復が早ければ、原材料のAUDにマネーが考えたシナリオです。
2010081503

ふたを開けてみれば、シナリオ通りにAUDの景気はほかの先進国より回復が早く、早く利上げをしたのも
マーケットにジャブジャブマネーの流れ先として2009年AUDが買われたわけでです。
シナリオでもAUD「買い」サイン!
ファンダメンタルズでも利上げという「買い」サイン!
テクニカル的にも安値更新・高値更新の「買い」サイン!
3つそろって、2009年2月を底に 数ヶ月続いたAUDのトレンドは
もちろん、トレンドフォローの人たちの稼ぎ場でした。。。。













何度か書いていますが、チャートの値段は群集心理の結果が数字になったのものです。
みんなが買えば、その後から買う人がいなければ、上昇トレンドは終わるわけです。
では、いつおわるのか。。。
さらに次のテーマを予想して「シナリオ」を書いてポジションを持つ。
仮にいまレンジ相場でも レンジを上抜ける上方法なのか、レンジを下抜ける下方向なのか。
つねに「シナリオ・テーマ・マーケットセンチ」を意識するわけです。

次の連載は
連載の対象となるのは2009年末から始まった75円ー85円レンジ
のときのトレンドフォローの人たちのかんがえを解説します。


続く












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コメント

No title

こんにちは。
毎回、勉強させていただいてます^^

「シナリオ・テーマ・マーケットセンチ」は、
私のようなひねくれ者には正しい方向がつかみ難いのですが、
次に敲かれるのはやはりユーロでしょうか?

先週末から、何やら米ドルが強く、ユーロが弱い印象です。

米ドルが敲かれる以前は、ユーロがやられました。

そして今度は再びユーロ敲きに戻るんでしょうかね?

ユーロ崩壊は、以前もずいぶん騒がれました。
そして、現在でも何も解決していません。。。

ユーロ危機の蒸し返しもあり得るシナリオですね。。

No title

saruさん、市場のテーマの優先順位
言われてみれば確かにそうですね^^
つい目先のことに気を取られそうになってしまいます。

次に来る「信用不安」が気になります。
やはり、再びユーロなんでしょうか?
米も、日本型の緩やかなデフレに突入しそうですね。

仙さんへ

>ユーロ崩壊は、以前もずいぶん騒がれました。
>そして、現在でも何も解決していません。。。

確かにその通りなのですが、、、このユーロ危機は10年前のユーロ発足時期から知られている話です。
そのご、2000年後半までマーケットはユーロは買い続けられました。
「テーマ」は群衆・マーケットが注目するかどうかです。
シナリオがあってもマーケットでみんなが注目しなければ「テーマ」にならず、値段は動きません。

私見では、昨年末から6ヶ月もユーロ売りでこのテーマにはマーケットが飽きてきたので、次のテーマ「USD売り」を今年中頃しているように思ったわけです。

誤解を恐れず言えば、現在のマーケットは「テーマ」がない状態でテクニカルだけで動いています。
この2ヶ月ぐらいポンドが買われていたのがいい例ですね。

個人的には株のアノマリー「9月は売られる」にこじつけてマーケットを動かす人がいるのかも。

もちろん、ユーロ売りが数週間単位では注目されるかもしれませんが、
記事にランクの話を書きましたが、

『マーケットのテーマにはランクがあります。
最も弱いテーマが「金利差」です。
次に強いテーマが「各国の景気動向」
もっと強いテーマが「米国の景気動向」
もっともっと強いのが「米国の為替政策変更」となります。
それが「信用不安」』


のランクで言えば、ユーロ売りがもし返されても 中ぐらいの「各国の景気動向」のサイズのテーマです。
2008年のような大きな相場にはならないような気がしています。
いいかえれば、今の相場は押しもどしが機能する。オシレーター形のテクニカルが機能する相場のようです。
トラリピ派にはいいチャートなのかもしれませんね。

ちなみに、最大の「信用不安」のテーマになるとすると、欧州国のどこかで国債のデフォルトでも起きればあるのでしょうが。その可能性は低いのかなぁ。

テディアンさんへ

海外で日本のデフレが「失敗事例」として注目されていますよね。
当時の日本の金融当局もデフレ対策には苦しみましたが、、、
世界は、米国は、欧州は、どのような対応をするのでしょうかね。
注目しています。

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saru999

Author:saru999
(投資との出会い)
若い頃から投資に興味は持っていました。当時は個別株の本を読んでいました。
そんなときに、外貨預金の発展形としてFXに出会いました。
当時はまだ為替投資が一般に始まったばかりでした。
いろんな人が、他市場の商品相場の手法、株式相場の手法、オプションの手法をFXに持ち込みそれを学びながらトレードしました。

(投資経歴 )
私自身はもいろんなトレードをしました。
シストレ逆張りトレード、裁量トレードやトレンドフォローから始めました。
うねりとり、つなぎうりもしました。
高金利通貨売り等大衆と逆のポジションを取るトレードもしました。
保有期間も日足・中期足・短期足等色々やりました。
さらに、数年前からは自動売買プログラムで資金を運用するようになりました。
MT4/EAを使うようになってトレードの精神的負荷は少なくなりました^^


(現在)
3つの時間軸と手法で運用をしています。
短期はFX。MT4・自作系EA(自動売買プログラム)で為替・金・銀を運用しています。
中期は225オプションです。サヤトリ系トレードを研究しています。
長期は人民元積立投資+つなぎトレードです。
投資を始めて約10年になりますが、投資は奥深く興味が尽きません。
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